会長挨拶

「グローバル人材マネジメント学会」発足のご挨拶

古沢昌之氏

グローバル人材マネジメント学会会長
(関西学院大学商学部教授・ 博士(経営学))

古沢 昌之

2026年1月12日、「グローバル人材マネジメント学会」が発足しました。

本学会は、企業の海外進出に伴う「外へのグローバル化」と外国人労働者・外国人留学生・外国人観光客の増加といった「内なるグローバル化」の両面から、これからの人材マネジメントのあり方について、理論的・実践的研究を行い、学術と実務の両面に貢献することを目的としております(本学会「規約」ご参照)。

本学会では、主に次のようなテーマを取り扱います。第1は「多国籍企業の人材マネジメント」(「外へのグローバル化」への対応)です。例えば、進出先での現地化問題、グローバルな人事施策、駐在員のマネジメント、さらには現地採用本国人をはじめとする多様な人材オプションの活用などです。

第2は「日本国内における外国人労働者への人材マネジメント」(「内なるグローバル化」への対応)です。ここでは、ホワイトカラー(高度外国人材や元外国人留学生など)とブルーカラー(技能実習生・特定技能外国人や日系人など)の双方を研究対象とすることに加え、将来の労働力となる外国人留学生の日本企業への就職や外国人労働者の生活・子女教育を巡る問題、外国人観光客の増加などインバウンドビジネス関連の人材マネジメントも取り上げます。

第3は「特定の国・地域における人材マネジメント」です。経営のグローバル化がますます進展し、日本企業の進出先も多様化する中、新興国を含め様々な国・地域の人事・雇用システムや労使関係の特徴、人材マネジメント上の留意点について、比較研究も交えて理論的・実践的に考察いたします。

次に、本学会の特徴は3つあります。第1は「会員のキャリアアップに資する学会」です。具体的には、大学教員への就職や昇格・学位取得・他大学への異動などを目指す会員には、本学会に「アドミニストレーター」(運営側)ではなく、論文投稿や学会報告など「プレーヤー」として参加し、自身のキャリアアップのために本学会を「活用」して業績を増やしていただきたいと考えています。そのために、本学会では会員のキャリアアップに資する「学会誌」「学会賞」「研究会」といったインフラを整備するとともに、会員の研究活動に対するハンズオンのサポートを行ってまいります(例えば、学会誌への投稿に際するメンターによる助言・支援など)。

第2は「日本における本学問分野のステータスの向上に繋がる学会」です。すなわち、本学会ではグローバル人材マネジメントを専門とする研究者(含む大学院生)・実務家をメンバーとし、研究成果を精力的に発信することで、ともすれば国際経営論や人事労務管理論の下位分野であったこれまでの位置付けからの脱却を図りたいと思います。

そして、第3の特徴は「グローバル人材マネジメントに関する産官学連携に取り組む学会」です。本学会で取り扱うテーマは、いわば社会問題です。従って、研究者のみならず、実務に携わるビジネスパーソンや政府・自治体関係者も会員に迎え、産官学連携に取り組み、社会問題へのソリューションを提示してまいりたいと考えています。

以上、皆様の本学会へのご参画とご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

会長略歴 古沢 昌之 (Masayuki Furusawa) – マイポータル – researchmap

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